OIM Analysis は、EBSD法のデータ解析ソフトウェアとして広くご使用いただいています。
OIM Analysisには基本的な解析機能以外に多彩な解析が含まれており、解析の幅を大きく広げることが可能です。また、OIM Analysis 8では、測定用ソフトウェアで行っている再指数付け・バックグラウンド処理等の再指数付けが可能となり、相変態の母相組織の再構築など多数の新たな機能が取り入れられました。さらにAnalysis 9では、シミュレーションパターンを利用した指数付け法が本格的に導入されました。本OIM School Advanced コースでは、OIM Analysisの持つ高度な機能について解説やPC上での実習をいたします。
Mapとチャートに関係した解析機能について
Properties の設定、Schmid factor/Taylor factor map、Grain map 関係、結晶粒界 等
極点図・逆極点図・ODF等に関係する機能について
集合組織解析やグラフ化 等
結晶方位差の解析について
KAM、GOSといった回転角に基づいたデータおよび共通回転軸に関係したマップ等
Highlight、データの分離、クリーンアップ等のデータ処理に関して再指数付けについて
結晶系データを変更・追加した通常の再指数付け、ChiScan、バックグラウンド処理等
変態組織の母相組織の再構築について
その他 OIM Analysis 8.6 が持つ機能に関して
Spherical Indexの紹介(OIM-A9の機能)
参加にあたっての注意点:
- このOIM Schoolでは、データ収集ソフトウェア(OIM DC, TEAM, APEX)に関する解説はありません。再指数付けはOIM Analysis 8.6 の機能を使用します。
- IPF mapの描画、結晶粒径分布のグラフ作成等、通常のOIM Analysisの操作を取得していることを前提といたします。基本的なブログラムの操作に関する説明はありません。
- 極点図・逆極点図は理解されている、という前提で進めさせていただきます。極点図・逆極点図の作り方等の基本的な説明はありません。
- 講習用テキストは、当日配布となります。またOIM School Entry/Basic で配布している「EBSD読本」は、テキストには含まれません。
Advanceコース講習日程
第5回OIM School -Advance コース- 「OIM Analysis の最新機能を使いこなす・・・」
日程:2024年3月4日(月)~5日(火)(2日間)1日目:10:00~17:00、2日目:9:30~16:30
場所:サンエールさがみはら 第1会議室(神奈川県相模原市 弊社入居ビル隣接)
募集人数:16名
参加費:77000円(税込み:教材費込)
お申込みが確定しましたら、ご請求書をメール添付にてお送りいたします。お振込期日までに事前お振込みでお願いいたします。なお、領収書は発行いたしません。また、会場での現金支払いを希望される場合は、お申込み時にご連絡願います。
★★★ お申込みが5名に満たない場合は中止の可能性があります。中止決定の場合は、個別にご案内致します。★★★
■ アクセス https://sunyell-sagamihara.jp/access/
今回のAdvanceコースのご案内を持ちまして、弊社開催のOIM School 及びOIM Academyは終了となります。4月以降の講習会は、アメテック株式会社エダックス事業部が開催する予定です。
長きに亘り多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。