Entry コース講習とは -実機を使用した講習を行います-
これからEBSD法/OIMを用いた材料組織解析を始めようとしている方やOIM装置導入後日が浅くEBSD法の基本から学びたい方を対象としています。EBSD法の基本概念や、OIMソフトウェアの操作方法、データ収集の基本、そしてデータ解析の基本について講習いたします。
Entry コースのみ、SEMに取り付けたOIM装置を使用し、EBSDパターンやマップデータの取得等についての講習も取り入れています。これまでにEBSDの使用経験がない方でもご参加いただけます。
Entryコース講習内容
【1日目】
午前 (10:00 ~ 12:00)
- EBSD法の基礎/EBSDパターンとは?
- 結晶系の表記について(ミラー指数とは?)
- EBSD用試料作製に関して
午後 (13:00 ~ 17:00)
- EBSD/OIM装置の構成について
- EBSDパターンの指数付けの方法について
- CI値の意味について
- Hough変換法によるバンドの検出について
- EBSD測定の座標系について
- 結晶方位の表記について(極点図・逆極点図とは)
- OIM-Analysis ソフトウェアの基本的な操作について
【2日目】
9:30~12:00、 13:00~15:30、 2つのグループに分かれ交代で下記の内容の講習を行います。
装置を用いたデータ収集の説明(2.5 時間)
- EBSD/OIM用試料のセットについて
- EBSD測定用SEMの調整について
- EBSDパターン取得のためのOIM検出器の調整およびバックグランド処理
- 結晶系のデータの設定について
- OIM マップデータの取得について
OIM-Analysis ソフトウェアを用いたデータ解析-I (2.5時間)
- IQマップの表示とその意味について
- IPFマップおよび結晶方位マップについて
- 結晶粒と結晶粒界について
- Partition Properties の役割について
- 結集粒径分布のグラフ表示について
- 極点図・逆極点図を描いてみる
OIM-Analysis ソフトウェアを用いたデータ解析-Ⅱ (1.0時間)
- Highlight 機能について
- データのClean-up 処理について
- Dataset Menu の機能について
Entry コース講習日程
第1回OIM School Entryコース
日程:2018年4月23日(月)~24日(火) (2日間)
1日目:10:00~17:00、 2日目:9:30~16:30
場所:さがみはら産業創造センター 会議室(神奈川県 相模原市)
募集人数: 10名 (SEM実習室の広さの関係で人数に制限があります)
会費:60000円(教材・EBSD読本・実習費・PC貸出料込)