先週募集を開始した「第4回OIM School-Entry コース-」は、お申し込み開始から2時間足らずで満席となってしまい、キャンセル待ちの方が多数出てしまったため、急きょ追加講習を実施することとなりました。
今回は第4回のキャンセル待ちの方を優先し、新規の募集は5名のみとなります。
なお、今回お申し込みが多数の場合でも、追加講習はございません。
次回のEntry コースは、11月1日~2日で確定しております。
今年度の開催予定については、日程がすべて確定しました。詳細はHP掲載の「2017年度 OIM School 開催スケジュールのご案内」をご参照願います。
Entry コース講習とは -実機を使用し実習を行います-
これからEBSD法/OIMを用いた材料組織解析を始めようとしている方やOIM装置導入後日が浅くEBSD法の基本から学びたい方を対象としています。EBSD法の基本概念や、OIMソフトウェアの操作方法、データ収集の基本、そしてデータ解析の基本について講習いたします。
Entry コースのみ、今回からSEMに取り付けたOIM装置を使用し、EBSDパターンやマップデータの取得等についての実習も取り入れています。これまでにEBSDの使用経験がない方でもご参加いただけます。
Entryコース講習内容
【1日目】
午前 (10:00 ~ 12:00)
- EBSD法の基礎/EBSDパターンとは?
- 結晶系の表記について(ミラー指数とは?)
- EBSD用試料作製に関して
午後 (13:00 ~ 17:00)
- EBSD/OIM装置の構成について
- EBSDパターンの指数付けの方法について
- CI値の意味について
- Hough変換法によるバンドの検出について
- EBSD測定の座標系について
- 結晶方位の表記について(極点図・逆極点図とは)
- OIM-Analysis ソフトウェアの基本的な操作について
【2日目】
9:30~12:00、 13:00~15:30、 2つのグループに分かれ交代で下記の内容の講習を行います。
装置実習(2.5 時間)
- EBSD/OIM用試料のセットについて
- EBSD測定用SEMの調整について
- EBSDパターン取得のためのOIM検出器の調整およびバックグランド処理
- 結晶系のデータの設定について
- OIM マップデータの取得について
- 実習
OIM-Analysis ソフトウェアを用いたデータ解析-I (2.5時間)
- IQマップの表示とその意味について
- IPFマップ等結晶方位マップについて
- 結晶粒と結晶粒界について
- Partition Properties の役割について
- 結晶方位差マップについて
- 結集粒径分布のグラフ表示について
- 極点図・逆極点図を描いてみる
OIM-Analysis ソフトウェアを用いたデータ解析-I (1.0時間)
- Highlight 機能について
- データのClean-up 処理について
- Dataset Menu の機能について
Entry コース講習日程
第5回OIM School Entryコース
日程:2017年8月22日(火)~23日(水) (2日間)
1日目:10:00~17:00、 2日目:9:30~16:30
場所:さがみはら産業創造センター 会議室(神奈川県 相模原市)
募集人数: 5名 (SEM実習室の広さの関係で人数に制限があります)
参加費:60000円(教材・EBSD読本・実習費・PC貸出料込)